美術教育研究団体



新しい絵の会 研究会



絵の会事務局が主催する月例研究会はコロナの影響もあって、
各地域のサークル活動を軸に行っていて、控えています。

 各地のサークルの例会、研究会の活動を大切にし、積極的に支援するためにりリモート会議やラインでの交流を行っています。ズーム会議で事務局会議、全国委員や実行委員会の打ち合わせをおこない今年度の研究会を計画しています。

各地のサークルの様子はこちらをご覧ください。




図工美術教育研究団体 新しい絵の会 事務局は次の声明文を出しました。







 

コロナ前に事務局主催の月例会を行っていました。


2018年  11月例会の報告
仙田桂子の実践に学ぶ
不登校、学習障害、…などの子どもたちは中学を卒業しても、その先の進学は難しい。仙田さんの教える子どもたちは
そのような子どもたちが通ってくる高校です。成長の遅れやハンデキャップ、劣等感など様々な課題を抱えている子も多く、
授業ではとにかく楽しく達成感のある内容を考えての実践です。
「蛍鑑賞会」と合わせて、ポスター・蛍のコラージュを作成。校舎の窓に金魚の泳ぐ空間作り、
そして、アフリカをテーマに「カンガ」文様をビーチボールに描いたり…。
この高校では1年生の時だけしか芸術の授業がありません。この子たちにもっともっと楽しく表現できる時間があると良いなぁと思いました。
(文責 三嶋
  

     

       

 



9月例会
江東サークル 富澤さんの実践


 

  

   









3月例会
<2月19日(日)千駄ヶ谷区民会館 午後2時〜4時>
実践講座
大平陽代(越谷・小学校2年生)

「大平先生の実践を振り返る…」  

参加人数12人        
 教科書教材と自分教材に分けて作品を並べて討議しました。その中で、2年生の最後に取り組んだ自分教材の自画像を中心に話し合いを進めました。大平先生からは、自画像に至るまでの経緯が話されました。おへそのひみつの教材からスタートし、お母さんからお腹の中にいたときの手紙をもらってから自分物語を書き、自画像に至ったこと。色鉛筆か絵の具か迷ったが、全クラス絵の具にしたこと。「自分らしく」を大切に描いた。よく見ることと心の中の自分を表現するようにした。参加者からは、口の形が内面を表現している。目の形がそれぞれ面白い。どう指導したのか…よく見ようと言った。など、自画像が中心でした。他の作品にも少しずつふれ、質問がありました。自分たちで育てた「二十日大根」や「数珠だまの絵」色鉛筆画などもありました。日々の生活が絵に映し出されていて、素敵だなと思いました。
報告 <佐々木由美子>


 

  

  




2月例会
<2月19日(日)隠田区民会館 午後2時〜4時>

理論講座
梅原利夫 氏(和光大学)
「新学習指導要領」を語る
総則の劇的変化に はめ込まれた教科
…学習指導要領 図画工作・美術・芸術のゆくえ…

  


 


今回の指導要領は2030年の未来社会をイメージし、少子化、GDP低下、不透明な社会…を考えて、@「資質・能力」A「思考力・判断力」B「学びに向かう力・人間力」の3本柱を教育目標にしている。各教科共通に「育成すべき資質・能力」を掲げ、内容や方法、瓢阿が一本化され、かなりきついものになりそう。
アクティブラーニング、道徳、小学校からの英語、高校に「公共」…さて、どうなるのか。







表現に関わる教科でのことで気のつくことがあります。作文で家庭のことや生活実感を書いても発表が出来にくい、みんなに配れない…、絵画もそれぞれの個性がなるべく出ないような作品作りや並べ方、共同制作が多いのです。個々の違いや個性といったものや生活感や自己主張を表に出せない雰囲気が教室の中にもありそうです。教師も各教室との比較の中で、どうしても見栄えにこだわってしまう。
表現の最も基本が抜け落ちている気がしてならないのです…。(三嶋)






2016年     6月例会 

理論講座
山田康彦 氏(三重大学・教科研)

「改めて『生活と教育』の視点から表現の教育の可能性を考える。



   
  

6月19日(日)隠田区民会館 午後2時〜4時

「美術の教室100号への寄稿していただいた山田さんをお招きして、絵の会の実践の柱「生活に関わる表現」へのこだわりを客観的にお話していただきました。
@、「美術の教室」100号分に目を通して
A、生活教育論争の枠組みと美術教育
B、理性の自然化の視点に着目する

絵の会の歴史的な課題「生活画と教科論」の挟まれて、子どもの実態に寄り添いながらの実践は表現の有り様を明らかにしているとのお話でした。今後の視点として、

☆子ども自身による表現による真の表現こそ決定的に重要
1、子ども自身による真の表現とは何か
2、その表現過程とはどのようなものか
3、どのような題材、材料、用具が求められるか。

現職の教員が極端に少なくなっているなかで、絵の会のこだわりとも言える「生活を見つめる」
「生活に根ざす」が実践的どのように展開するのかを、問われました。

さて、皆さんは…



お尋ねメール mishima.m1511@gmail.com

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