教師と父母のための美術教育誌新しい絵の会編集・発行
「美術の教室」


91号表紙


B5版 95ページ

カラー2ページ、図版多数、付録CD-ROMつき

年2回 5月、11月発行

購読料 2,000円(年2冊)

郵送料 160円(2冊)

絵の会の総力をあげて編集している美術の教室。本誌があれば、美術教育の今日的課題や実践が読者の手元にとどけられます。






美術の教室91  2011年11月 新しい絵の会編集

目次

とびらのことば




美術の教室91

目次

        

91号の特集

◎特集「子どもの瞳が輝くとき」埼玉大会報告
      〔特別報告 現地東北からのレポート〕

とぴらのことば ………………………………………杉本 雅士(編集委員長) ……5
■埼玉大会報告
□大会を終えて
…………………………………………向井 進(埼玉絵の会) ……6
□「子どもの瞳が輝くとき」作品で語るから
 *幼児:「輝け!自分色!」 ……………………………伊藤真知子(東京・さくらぎ保育園) ……8
 *小学校:「描かない子・描けない子」子どもの瞳が輝くとき ………………………………大平陽代(埼玉・桜井南小学校) ……12
 *中学校:「手応えのある題材に取り組む」木工で抽象彫刻を作る ………………… 村松理恵(埼玉・さいたま市立常磐中学校) ……16

 *特別支援:「支援のあり方を考える」

…三嶋眞人(新しい絵の会事務局長・藤沢市立白浜養護学校) ……20
□実践報告
*「豊かな生活体験を土台に」 ………………………………齊藤直美(福島・さくら保育園) ……24
*「生活の中に学びを結びつけて」 ………………………………田中真奈美(埼玉・栗橋小学校) ……28
*「子どもたちと共に」 ………………………………川上華絵(東京・和光小学校) ……33
*「生き生きとした表現を子ども達に」 …………………………野々垣実歩(東京・和光鶴川小学校) ……37
*「〔目〕を描く授業から」 ………………………………坂本匡之(埼玉・自由の森学園) ……42
*「物づくりを通して自分づくりを」〜お互いを認められる集団へ〜 ………………長谷川聡一朗(神戸大学附属特別支援学校) ……46
ロ鑑賞の授業「“頭をやわらかくする”を目標に」 ……………………………………………鈴木克洋(静岡) ……49
ロ記念講演〔アーサー・ピナードさん〕を聞いて ……………………………………大島早苗(横浜絵の会) ……54
■特別報告 現地東北からのレポート
 *「現実を乗り越える勇気を 強靭な想像力を」
………………………………………三浦浩喜(福島大学) ……56
 *「3.11以降福島の地域と教育はどうなっているのか」 …菅野偉男(福島絵の会・ふくしま民主教育研究センター) ……60
 *被災地の教育の現状と復興に向けて」 ……………………徳水博志(宮城・石巻市立雄勝小学校) ……65
 *子どもたちと未来を語る」〜岩手・釜石からの報告〜 …………………片山直人(岩手・釜石市立小佐野小学校)) ……70
*「被災地岩手の学校訪問」−「ボランティア芸術団」として− ……………………………………奥田靖二(東京・八王子) ……74
■実技講座
 *水彩絵の具「せんせい、えのぐ しようよ!」 ……………………………宮林佳子(東京・さくらぎ保育園) ……78
 *紙工作「ちょこっと紙工作」 …………………………照田律子(金沢市立安原小学校) ……82
■新美術館訪問「上海魯迅記念館 76年前の和光小学生児童版画に再び光を当てる」 …………………………………江渡英之(東京・和光大学) ……86
■教育研究全国集会報告 ……………………………… 薮内 好(千葉大学 講師) ……90
大会・研究会案内 ……………………………………………………………… ……94
■付録CD ……………………………………………………………… ……96
■事務局通信
あとがき



とびらのことば

子どもの瞳が輝くとき

杉本 雅士(新しい絵の会・編集委員長)

 今年度の「新しい絵の会」の全国研究大会は、8月に埼玉で実施されました。3.11の大地震と津波、そして原発事故によって、その実施を懸念する状況もありましたが、多くの方のご協力、ご尽力によって無事に開催することができました。
 今号では、「子どもの瞳が輝くとき」を基調提案に、子どもたちの表現について深め合った、埼玉大会の特徴的な実践報告や講座を中心に掲載しました。
 大会には、被災地からの参加者も得て、マスコミの情報では知ることの出来ない、知らされることのない、リアルな報告をいくつか聞くことが出来ました。それは、厳しい状況を知らせるものであり、辛く、悲しく、また怒りを押さえきれないといった、苦しいものでもありましたが、自らが傷つきながら、しかし子どもたちのために何をすべきかに立ち上がる教師達の、強い思い、姿に、心振るわせられるものでもありました。
 今号でも、特別報告として福島、宮城、岩手の東北三県から、その後の教育の状況や子どもの様子、厳しい環境の中での実践等の報告をお寄せ頂きました。是非お読み頂きたいと思います。
 自然の持つ強大な力を前に、そして、人間の作ってしまった強大な「力」に翻弄される状況の中で、我々は子どもたちに何を伝えればよいのか!?教育のあり方そのものの問い直しが求められているように思います。「子どもの瞳が輝くとき」を得たい。そのためには何をしなければならないのか、そして何をしてはいけないのでしょうか・・・。
 大会当日の様子については、「新しい絵の会」のホームページにも、多くの画像(子どもたちの作品も多数)を使用して、詳しく載せてありますのでご覧下さい。

2011年11月

美術の教室91


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